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2008年10月

2008年10月31日 (金)

カレーはどうしよう

白飯の日 
イコール 今日は子供たちだけで、
カレーライスを作って頂く日。

「さぁ〜食べましょう〜!」

子どもたちは
白いご飯の入った弁当箱を持って
一列に並んでいる。
私がそこにカレーをかける。

次はHちゃんの番になった。
するとHちゃんは弁当箱を持ったまま、
急に「食べない!」と言って、あちらへ行ってしまった。

私?????
子どもたちも?????

Hちゃんに理由を聞いても話してくれない。

おかしい。

そんな時私がよく使う手がある。
「Hちゃん、みんなの顔を見てごらん」

Hちゃんはみんなの顔をみた。
みんなは当然のごとく、
心配そうな、悲しそうは何だか複雑な顔をしている。
それを見たHちゃんが
小さい声で話してくれた。

「だってこぼれちゃうから」

そうなのだ。
前日に私が子どもたちに話した事がある。
「明日はカレーを食べるので、
 弁当箱いっぱいにご飯をつめてこないように。
 カレーをいれるとあふれちゃんからね」
と。
Hちゃんはそれを覚えていた。
カレーをよそる時に突然思い出したのだ。
Hちゃんの弁当箱には確かに上までご飯が入っていた。

しかし、ここはピンチに強いピッコロッ子。
どうすればいいのかみんなで考えた。
子「(弁当箱の)ふたにカレーを入れればいい」
そうそう、私はふたにカレーを入れる
もしくはもう一つの皿を台所から持ってくる。
その2つのどちらかで解決するだろうと思っていた。

すると次にS君が
「ご飯を押せばいいんだよ」
と言った。
弁当箱に入っているご飯を上から圧縮して、
その上にカレーをかける
という事だ。

なるほど。

Hちゃんはこの案が気に入ったようだ。
ご飯は押されて、その上にカレーがのった。
でもこぼれない。
やっと、Hちゃんもそしてみんなもニコニコ顔に。

ほほぉ〜、ご飯を押すとはね!
で、Hちゃんはこの解決法を採用するとはね!

みんなのカレーライスはさめた。
でもそれよりHちゃんが
笑って食べられる方が大事だよね。
って勝手に思っているけど
これも自己満足なのかな〜(笑)

「いただきま〜す!」


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2008年10月24日 (金)

お米の中には7人の神様がいる

↑この言葉を聞いたことはありますか。

今日昼食の時、子供たち同士でこんな話しをしていました。

Hちゃん「お米には神様がいるんだよね」
子供たち「そうそう」
R君「えっ?じゃあ神様を食べちゃうの?」
子供たち→あれ?という雰囲気
すると突然I君が
「じゃあ、神様はうんちとおしっこ(失礼しました)になっちゃうの〜?」と。

「お米には神様がいるので、残さず食べようね」
という結論にしたかったのですが、
何でも自分の頭で考えるピッコロッ子は
そうはいきません。

しかし、この発言には
さすがのピッコロッ子もシ〜ンとなりました。

私もどう言えばいいのか、ためらってしまいました。
するとHちゃんが言ったのです。

「違うよ。うんちやおしっこじゃなくて、
 神様はエネルギーになるんだよ!」

と。

ハハァ〜。
ひれ伏したくなるお言葉。

いつもの結論です。
やっぱり子供はすごい!!

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写真は本日ビニールハウスの中で行った
粘土(陶芸)遊びの様子です。
今日私は途中で不安になったので、
子供たちに聞いてみました。

私「この(陶芸の)粘土は何でできているのかな」
子「土〜」
 「奥の奥の土〜!」

よくわかってる!!!

私「じゃあ、この前みんなで焼いたパンは何から作られているの」
子「小麦粉〜!」

はい、完璧でした☆

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2008年10月16日 (木)

ごみ拾い

今日はひょんな事から
森のゴミ拾いをした。


朝、今日はどこに行きたいかを話し合う。
子供たちは川コースへ行きたいと言う。
わかった。
しかし、夏は終わったので、
水に濡れる川遊びはできないという事を気づかせる。


すると
「じゃあ、川の水で顔を洗いたい」というのだ。
それはいいでしょう、と思っていると、
1人の子が
「川にはゴミが落ちているので、汚いから、洗ってはダメだ」
という。
なるほど、そういえば、
川の水はきれいだが、
空き缶やコンビニ弁当のゴミが落ちている。


「じゃぁ、ゴミを拾ってからなら顔をあらってもいい?」
と、相当川で顔を洗いたいらしい。


そんなこんなで、川のゴミ拾いに出発した。


「これ燃える〜?燃えない〜?」と
向こうの方から声がする。
川で顔を洗う事を忘れて、ゴミ拾いに没頭する子供たち。
ゴミを捨てた人へのイカリもなければ、
何故自分たちがゴミを拾わなければならないか
というイカリもない。
嬉しそうにも見える。


帰りには
「あ〜重かった」
という程、ごみ袋にゴミがたまった。
で、満足そうな子供たち。


昼食時、
「なんであそこにゴミがあるのだと思う?」
と聞くと
「木がコーヒー飲んで、捨てちゃったんじゃない?」とか
「森の神様が落としたんじゃない?」と言っていた。
けど、多分わかっている。
大人たちがやったという事を。
大人が捨てて子供が拾う。
こんな日本になりました(泣)

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悲しい芋掘り(泣)

「明日はサツマイモを掘るから、シャベルを持って来てね!」
と言ったにも関わらず、
今日シャベルを持って来た子は0人(泣)


しかし、めげないピッコロっ子だ。


「じゃあ、僕は大人のスコップで掘る!」
「私は手で掘る!」
「(園にある)緑のシャベルで掘る!」


と忘れ物をしても何のその。
代用品をすぐに考える。
しかし、そのたくましさに感心している場合ではない。


見事に子供の親指ほどの大きさしかないのだ。
サツマイモが。


がっかりした。
しかし、ここは育ちのチャンス。
子供たちと話し合った。


私「どうして小さい物しかできなかったのだろう」

子どもたちは口々に言う。

「草があったから」

そうそう、草がたくさん生えていたのだ。


私「なんで草がたくさんあると、(サツマイモが)小さくなるのかな」
子「だって、サツマイモさんが狭くて大きくなれなかったから」

なるほど。

私「じゃあ今度はみんなで草を刈ろうか」
子「やるやる〜!」
とはりきっている。


しかし、今年のサツマイモはこれで終わり。
どうせ小さいものしかできなかったので、
この事実を保育にいかしましょう。


私「今年はみんなは焼き芋会をするときも、
  こんなに小さい焼き芋しか食べられないね。」
というと
なんと子供たちは
「わかった」
と素直に言った。

で、
「雪が降ったら、こ〜んなに大きな雪を食べちゃうから我慢する!」
と言ったのだ。


なるほどそうくるとは(笑)


さみしい事、残念だった事。
それを全身で感じて生きて欲しい。
それが育ちのもとになる。


さぁ、11月の予定は
第1回焼き芋会(小さいサツマイモで)
第2回焼き芋会(大きなサツマイモを買って来て)
2回目で子供たちの喜ぶ顔が早くみたい。


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2008年10月15日 (水)

自然観察指導員講習会☆

なんていう
長ったらしい題の講習会を受けてきました。
3連休を使い、山梨県の本栖湖にて。

想像していたよりいい内容の講習会で、
私がピッコロでやっている
「待つ保育」「見守る保育」
と共通している部分があり、
それにとってもおもしろかった!

やはり自然っておもしろい!

また子供たちと楽しむ材料が増えた気がします。
やっほ〜☆

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キティーちゃんの椅子☆

毎日名前を呼ぶ時に
子供たちは椅子に座ります。で、いつもそれでもめます。
今日もキティーちゃんが描いてある
ピンクの椅子をめぐって一問答。


Tちゃんが座りたいのに、Rちゃんがすでに座っているのです。


Tちゃんは「キティーちゃんがいい〜!」と泣きそうです。
私が子供たちに
「Tちゃんがキティーちゃんの椅子に座りたいんだって」というと
一瞬し〜んとしますよ。

   どうしよう

子供たちは先にRちゃんが座っている事も知っているし、
かといって自分の椅子をゆずるだけでは
Tちゃんは納得しない事も多分わかっています。


しばらくすると、突然Hちゃんが大きな声で言ったのです。


「そうだ!Tちゃんの椅子にキティーちゃんを描けばいい!」
と。
Tちゃんの横に木の丸太の椅子が置いてありました。


そうか!


(子供の発想ってすごいですよね。
 多分そこにいた大人の誰1人として、この名案は浮かばなかったと思います)

そこで私は、木の丸太の椅子に、油性マジックでキティーちゃんの絵を描きました。
さあ、彼女は納得して座るでしょうか。
大人も子供も注目〜〜〜!!!


っと、次の瞬間、Tちゃんは椅子を見おろし、
そのままその椅子に座ったのです!!
やっぱりすごい。
拍手喝采ですよ。

その間、10分くらいはあったでしょうか。
毎日、名前を呼ぶまでに時間がかかります。
でも子供は信じて待ってみましょ〜うね♫
必ず育ちが見えてきます!

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2008年10月11日 (土)

研究課題ですって☆

昨日、群馬県の東京福祉大学の先生が
ピッコロをたずねてくださいました。
ピッコロの保育を見て下さって、
今後、長期に渡って
ピッコロを研究課題にし、
どこかの学会でしょうか、
その研究発表をして下さるとのことです。


自然の中での保育。
待つ保育、見守る保育で
子供たちがどのように育つのかを
追って下さるそうです!


私は自分のやっている事を
文や言葉にする事は
非常に難しいと感じています。


大変有難い救世主がいらして下さったという感じ。
感謝します。

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2008年10月10日 (金)

棒パン

昨日、子供たちがこねた
天然酵母のパンの生地を
今日、棒に巻き付けて、
たき火で焼いて食べた。
棒パン。


まずは棒を探すところから。
去年の冬にお母さん達と一緒に
棒パンを焼いた。
その記憶があるらしく、
私が
「どんな棒を探せばいいのかな?」
というと
「長くてやけどしない棒」
と言った。
すごいすごい。


竹あり、
細い棒あり→パンを巻き付けるとしなっていた(笑)
Yの字の棒あり


そこにヘビにしたパンの生地を
巻き付ける。


で、不思議なことに、
同じ分量なのに、
それぞれのパンの味が違う。


おいしいパン、
酸っぱいパン、
固いパン。


「どうして味が違うのだろうね」
というと
子供たちの見解は
「棒が違うからじゃない?」と(笑)
→みんながこう信じている!


やっぱり子供はおもしろい!


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2008年10月 9日 (木)

集中力って。

ピッコロでは月に1回、
オオムラサキセンター(公営の公園)での保育日に
お話会をやっている。
北杜市在住のお話の先生がいらしての
野外のお話会。
天気がいい日などはとてもいいものだ。


その先生によると、
元来、お話会というものは
集中させる為、
回りのおもちゃや目につくものを
全部片付けてからやるとの事。


その原則に反して
ピッコロではたくさんの誘惑がある。
鳥は鳴くし。虫は飛んでくるし。


と、先日はその公園に
小学生の団体が来た。
お話の先生が座っているずっと向こうの方で、

「はい!写真とりますよ〜!」

などと。引率の先生が大きな声をはりあげている。

私は一瞬
「まずい」
と思った。
誰かがその小学生の団体に
「あ〜!写真撮ってる!」
などと反応しようものなら、
みんなの気がそれる。

ハラハラしながら見ていたが
ピッコロっ子は小学生の団体を
見る素振りを見せない。


それどころか、
少しも動かずに、話しを聞いている。


ホッとした。
と同時に
それは私の意図する子供たちの姿だった。


集中力があるというのは
どういう事なのだろう。
回りが静かでもそうでなくても
話しが聞ける。
ほかの条件を言い訳にしない
そんな子供たちであって欲しかった。
なので敢えて、野外でのお話会をお願いした。


今日のこの事が
偶然でありませんように☆
そう願って子供たちの後ろ姿を眺めていた。

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2008年10月 7日 (火)

スキップで1周するほど嬉しいことって。

たくさんの薪を運ぶことになった。
多過ぎるので、
I君は一輪車を使う事を思いついた。
その一輪車(大人用)にたくさんの薪を積む。
後ろから見ていると、
ヨロヨロと危なっかしい。
で、ピッコロの園庭は坂になっているので、
なおさら危なっかしい。


「大丈夫かなあ」


と思うと同時に、


「どのくらい重いのだろう?」


試してみたくなった。
I君にお願いして、
その場で持たせてもらった。
かなり重い。
そして一輪車のバランスを保つ事が
意外と難しい事もわかった。
何人かのお母さんも
試しに持ってみた。


「結構重い」


それでI君は薪を運ぼうとしている。
というか坂道を押したまま登りきってしまった。
で、そのまま薪の棚に
全部の薪を移動し終わってしまった。

それを一部始終見ていた
私&お母さん方からは拍手喝采。
すると、I君は一輪車を置きに行った。
で、帰りにスキップをし始めたのだ。
私の前を通り過ぎ、
あれよあれよと言う間に
園庭の端っこまでスキップ。
で、そのまま園庭をぐるっと回った。
その顔が何とも言えない。
嬉しいような、恥ずかしいような、
鼻の下が少しのびている。
彼の心が伝わって来た。
それだけで十分だ。

以前、園庭の梅の花が咲いたことを
発見した子供たち。
やはりびっくりして、
今日と同じ場所まで


「ワ〜〜〜!!!」


と言って
みんなで走り去って行った事がある。

子供たちの感情は園庭の端っこまでも
届くものなのか。
それだけでは足りないのかもしれない。
その先に何もなかったら、
もっと遠くまで届くのだろう。
そんなに大きくて力強いくて激しいものだったのか。

保育士の仕事の一つに
「子供を知る」という事がある。
これは野外の保育をして
初めて気づいた事のひとつ☆だな。

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2008年10月 6日 (月)

おいしいパン遠足 第2弾☆

おいしい学校までの距離、
約1.7キロ、1時間40分。
もなんのその。
ピッコロっ子全員、完走ならず完歩した。


初参加のAちゃん(3歳)T君(1歳)も完歩。
すごいね。


途中、1歳のT君が泣き出した。
すると3歳のAちゃんが
「私がおんぶしてあげる」
と自分のリュックをおろす場面も。


それを遠巻きにみていた
Hちゃん(5歳、)S君(5歳)。
「私が持ってあげる!」
と走りよる。
重くて持てなくてリュックをおろしたと
判断したのだ。


なんて素敵な子供たち。


以前は私が
「Aちゃん、重くて持てないみたいだね」
と言わないと反応しなかった子供たち。
この頃は言わなくても動く。


「自分の頭で考えて行動する子」


そう、こんな子になって欲しかったのだ☆


パン屋では自分でパンを購入。
前回は舞い上がっていたのか、
選ぶ事もなく、
目の前のパンをすぐにトレーに乗せていた。
今回は多少余裕も見られ
ほかのパンと見比べたりしている。


3歳のAちゃんも自分のパンを選んだ。
すると次に
2つ目のパンをトレーに乗せ始めた。
「Aちゃん今日は1つだけにしようか」
と私が言うと
「だってお父さんのも」
と、早々に3つ目もトレーに乗せようとしている。
家族全員分のパンを買いたかったのだ。


こんな時、対応に迷う。


今回は彼女の意志を尊重した。
しかし、せっかく世間にでたので
世間のしくみも感じて欲しかった。


そのまま彼女はレジへ。


困ったのはお店の人だった。
代金は570円なのに200円しか持っていないのだ。


私は小声で
「買えませんと言って下さい」
とお願いした。


お店の人は
「1つしか買えませんよ」
と言ってくれた。


するとAちゃんは最初に自分用に選んだパンを指さし、
それを持って嬉しそうに戻ってきた。
だだはこねなかった。


パンを1人で買えた事。
1人でピッコロに参加した事
(そう、Aちゃんは今日初めてお母さんと離れたのだ)
完歩した事。


今日は色々ありすぎて。


で、これが育ちという事。
今日も育ったな〜☆

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2008年10月 2日 (木)

大きくなるという事は…。

今日3人の男の子がけんかをした。
午後からたき火で栗をゆでたのだが
その際、用意する防火水を
めぐっての争いだった。


相も変わらずピッコロでは
けんかはとめない。
しばらく遠巻きでみていると
1人の男の子がワンワンと声を出して
泣き始めた。


そして、次の瞬間に
私の姿を探すであろうその子は
今日は私を探さない。


1人で園庭のすみに行った。


あれっ?
いつもなら私に泣きついてくるはずなのに。


そのうち、けんかをした残りの2人が
その子を追って園庭のすみに行った。
悪いと思ったのか、何なのか。


しばらくすると、
泣いていた子が
泣きやんでもどって来た。


そして、3人の仲はもどっていた。
自分たちで解決したのだ。


成長したな、と思うと同時に
もうあの男の子は
けんかで泣いても、
私を求めてきてくれないのか、と思った。
今回だけであって欲しい、
と思う心がある。

やはり大人は勝手なものだ。

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