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2009年2月 9日 (月)

動物の死 その2

翌日、出勤してみると
昨日おおっていた枯れ葉が飛び
ネコの死体が再びあらわになっていた。

「まいったなぁ」と思っても
はじまらない。

子供たちは、集まり次第、
「ネコミーティングするよ〜!」
と勝手に会議を始めた。
議題は "これからあのネコをどうするか”
枯れ葉は飛ぶし、
昨日より、お腹が食べられてしまっている。

するとR君が
「あのね。焼いて、箱に入れて埋めて写真を飾るの」
という。
「そうそう」
同意する子供たち。

焼いて?もしかして火葬って事?
私はドキドキしてきた。
そう決まったらどうしよう(泣)

するとH奈ちゃんが
「土にかえそうよ」
と言った。
私は普段、子供ミーティングには口を挟まないようにしている。
しかし、この言葉を流す訳にはいかなかった。

私 「土にかえすって?」
H奈「埋めるの」
私 「埋めちゃうの?」
H奈「そう、埋めると土になるんだよ」
私 「ネコが?」
H奈「そう、埋めるとネコは土になるの」

この子は何故こんな事を
知っているのだろう。
少しホッとしながら、ネコミーティングを見守った。
どうやら埋葬の方向でいくようだ。

H子「でも、あのネコをどうやって運ぶかが問題」
R君「段ボールにのせる」
I君「段ボールは切れるからだめ」
私 「じゃあどうする」
I君「板にのせる」
H子「その板にはどうやって乗せるの」

………

会議は永遠に続きそうだ。

その時、
H子が「でも、こうやっている間に
   ネコが食べられちゃっているかも!」
H奈も「いつも3匹いるカラスが、今、ここにいないし」
と言った。

すると、子供たちが急に"急がなくちゃモード”になった。

で、何を始めたかと言うと
自分の椅子を
急いで道路の脇に横たわっている
ネコの回りに移動させた。
見張りながら、
会議をしようという事らしい。

子供は突拍子のない事を考える。

しかし、”急がなくちゃモード”はなぜか変わらない。

子「どうする、どうする」
子「あそこに埋めようよ」
子「でもどうやって運ぶの」
子「わからないけど、先に穴を掘っちゃおう」

言い終わるか終わらないかのうちに
子供たちはサ〜といなくなり、
手に手にスコップを持って帰って来た。

掘り終わると
「段ボール!」
と言う。
全員がまたサ〜といなくなった。

あれ?
段ボールは切れるんじゃなかったっけ?

そんなのおかまいなしだ。
どこかから段ボールをみつけてきた。

私がネコを抱きかかえ、
段ボールに乗せた。
不思議と死体を運んでいる感じがしなかった。
私にとってその死体は
その辺のネコから大事なネコに変わっていたのだ。
穴に埋めた。
合掌。

津金の森の入り口には
チェーンソーワークで作った置物がある。
子供たちはそれを森の神様と呼んでいる。
その目の前に埋めた。

「森の神様と一緒に
 ネコが私たちを守ってくれるから」

子供たちが決めた場所だ。


埋葬が1日延ばしになった
津金のネコ様
子供たちの育ちの為、
そして冬なので腐敗しないだろう
という考えのもとで
1日、野ざらしにしてしまった事を
お許し下さい。
明日は埋葬できますようにと
祈るような気持ちで帰り、
子供たちを見守り続けました。
大人が介入せずに
私が意図する埋葬ができるまでには、
1日という時間が必要でした。
重ね重ねお許し下さい。
あなた様の魂が
まっすぐに天国にいかれますように。
合掌。

「動物の死 その3」へ続く(数日後の日記です)

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