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2009年7月19日 (日)

今日もすごかった、パン遠足。

恒例のパン遠足。
事前に子供たちには話してある。
①100円玉2個を持ってくること。
②お母さんにはお話していないので、
 自分でお母さんにお話をするように。
おうちの方には
子どもたちから話しがでるまで待ってほしいと言ってある。

毎回子どもたちが育つパン遠足。

今日もすごかった。

200円でなく2円を持って来た子(年少組Rちゃん)がいたのだ。
しかも、お母さんがすごい。

「この子が選んだので2円を持たせました」

といい、そっと200円を私に手渡して下さった。

案の定、パン屋のお兄さんは困り顔。
2円を出してニコニコしている子がいる。
「買えませんと言って頂けますか」と私が耳打ちした。

パン屋さん「このパンは130円なので、2円では買えませんよ」
Rちゃん、
固まった。

もう一度みんなの所にもどり、話し合う。

私「Rちゃん、これ(1円玉)とこれ(1円玉)を持ってきたので、
  買えないって言われちゃったの」

一瞬、全員の表情がくもる。
泣きそうな子もいる。

すると次の瞬間

「俺のを貸してあげる」

という子がいた。
G君(年中組)だ。


G君「俺、今日4つ(400円)もって来た」
私 「なんで」
G君「だって忘れる人がいると困るから」

しかも、あとでお母さんに聞いたら、
自分で考え、自分の貯金箱からお財布に入れていたらしい。

その瞬間Rちゃんの表情が晴れた。


帰り間際、私はRちゃんと話した。

私「どうして今日はパンを買えなかったのかしら」
Rちゃん「私、間違えちゃった」

これを聞いてホッとした。
「お母さんが間違えたの」でも
「お母さんが悪いの」でもなかったからだ。

お母さんのせいにしたら
なんの育ちにもならない。

こうして、恒例のパン遠足は無事終了。
いつも何かある、パン遠足。
そして、大人たちが、
ふるえるような光景を目の前にする。

帰り道、
私「もしGちゃんが400円持って来てなかったら、
  どうしただろうね」
Hちゃん(年長組)「私のを半分あげようと思ってた」

あぁ、育っている。
この子は1回目のパン遠足の時
お金をビニール袋に入れて持って来て、
底がやぶけ、お金を落とした子だ。

パンを買って食べる事が
目的ではない。
それによって子どもたちの何かが育つ。
確実に育っている
…と思う。

ちなみに、今日の主人公
Rちゃんの帰宅してからの一言。

「私、G君好き…かも☆」ですって!!!

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