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2010年6月 3日 (木)

うさぎの世話

ピッコロにはうさぎが2匹いる。
名前は「なるみ」と「たけし」
私の知らないうちに
このしぶい名前がついていた(笑)。

うさぎの世話。
大人が「今日は○○ちゃんがやるよ」と言ったり
大人が当番表を作ったり。
私は子どもたちが
そんな形でうさぎと関わってほしくなかった。

必要性を感じて
子どもたちが自主的に世話をしてほしい。
それにはどうするか。

毎週の保育スタッフミーティングでは
その話しが続いていた。

「うさぎから手紙がくるのは?」
「うさぎと同じように水を飲まない日を作る?」
「(うさぎの糞を掃除しないので)
 くさいにおいをみんなで嗅いでみる?」
「まだ自主的に世話をするという事は
 できない年齢なのか」
こちらの作戦はいつも失敗に終わるのだ。

すると今日はそのうさぎについて
卒園児から手紙が来た。

「うさぎの世話をしていないそうですね。
 うさぎがかわいそうなので
 お豆腐屋さんに返してください」
(うさぎは豆腐屋さんから頂いたものだ)

その手紙は子供たちにとって
衝撃的だった。

返す…

その日は違った。

臭くても糞の容器を洗った。
しかし、子どもにとっては臭すぎる。
臭くて臭くて4歳のMちゃんが泣き出した。
「くさ〜い〜」
泣く程くさいのだ。

大人「くさいからできないね」

投げだすと思っていた。
だって今までそうだったから。
くさいからやらないと何度言われた事か。

しかし答えは違った。
大人「くさいからできないね」
Mちゃん(泣きながら)

「やる〜」

え、、やる、、

彼ら4人は最後まで容器を洗った。


ピッコロでは帰りの会でその日の出来事を話す時間がある。
私「なんで今日は臭いのにうさぎの世話をしたのかな」

Mちゃん「やったから」
Aちゃん「やりたかったから」
M君「臭くてもやりたかった」
Rちゃん「うさぎは命だから」

やり通したのだ。
この子たち。

返すのがいやだったのか、
返すという選択肢があるということに驚いたのか、
真意はわからない。

しかし大人が何度
「うさぎさん臭いね」
と言ってもやらなかった子どもたちが
今日は泣きながら動いた。

子どもは子どもによって動く。
もしくは子どもによってのみしか
動かない。
私の役目はその橋渡しをすることだけだ。
群れで育つピッコロっ子。
卒園児も含めて
みんながピッコロっ子を見てくれている。
それは有難くかけがえない存在だ。

H奈ちゃん(卒園児)
うさぎを想う気持ちを本当にありがとう。


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