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2010年8月18日 (水)

私の存在

今日は年中組の女の子2人と遊んだ。
おうちごっこ。
私はお姉さんの役だった。

しばらくすると
ほかの年中組女子が3人、
そのおうちごっこのおうちにやってきた。
こちらは床屋さんごっこ。
私のヘアースタイルを考える遊び、
イコール私の髪の毛をぐちゃぐちゃにして
ゴムで2つに結ぶ。
それがいつも
セーラームーンのように
とても高い位置で結んでくれる。
森でなければ
とても歩けない髪型になる。

それはいいのだが、
その3人の来訪で
最初からおうちごっこをやっていた2人は
えらくおうちごっこのペースを乱された。

「ねーねー、床屋さんはあっちでやってくれる?」
「先生は行かなくていいから」

この「先生は行かなくていいから」
にとても反応した、
あとから組が
ガゼン反撃し始めた。

「あっち行ってって、ここはみんなの森でしょ」
「ここはMちゃんの森じゃないよ」
「あー、そんな意地悪言っちゃいけないんだ」
「自分たちが遊びたいからって」

おーおー、そんなに責めなくても…
と思う程。
最初組の2人はその3人の勢いに
すでにその場にじゃがみこんで
木で穴を掘り始めてしまった。

さらに続く。

「そんなこと言ったら森の神様がみてるんだー」
「あー、あの子意地悪してるって見てるよ」
「意地悪しなければ、意地悪してないなって見てるんだよ」
「どこでも見えるんだから」

ついこの間までメソメソしていた年中組が
いつの間にか
こんなことを言えるようになっていた。

しかも私は
その5人の子供たちの真ん中に座っているのだ。
髪型を中途半端にされてはいるものの、
確かに中心にいた。
しかし彼女たちには
「先生に言うからね」も
私に対して
「ね、だめだよね」
の確認もない。
私の顔も見ない。
その間私の存在は全く無視された。
私はこれを自治と呼んでいるが、
彼女たちに大人はいらなかった。
               


幼稚園に勤務していた時、
お片付けのとても上手なクラスがあった。
その組がそのまま進級したら、
お片付けが全くできないクラスになっていた。
私は担任が変わったせいだと思った。
だから大人によって子どもが動く保育ではだめだと思った。
どの担任になっても
どの大人の前でも
自分によってお片付けができる子でないと。

だからピッコロでは
"私に怒られるから”とか
“褒められるから”とか
そこに動く理由がないようにしたかった。
私の存在は大きくなくていい。

5人の女子に無視され続け、
変な髪型でいながらも
私は満足していた。

このまま大人の顔色を見ない子供たちでいて欲しい。
その上での軌道修正は
いくらでもできる。
大人の顔色で動く子供たちの
軌道修正はなかなか難しい。
自分の足で立って欲しい。
まずはそこから。

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