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2010年12月12日 (日)

森のようちえんの森づくり

12月4日(土)「森のようちえんの森づくり」

森のようちえんピッコロでイベント開催。
主宰は「北杜エコアートプロジェクト」。

当日は18名の親子がご参加された。
子どもたちは頭にヘルメット、
腰にはさや入りののこぎりをぶら下げて
森に入った。
小さい山師(きこり)の出来上がり。

森では子どもたちが
自分で選んで木を切った。

私「森を歩くのに、道が狭くて歩きづらいの」

子どもたちはこの言葉に反応した。


私はいつも
「さぁ、これからみんなでこの木を切りますよー!」
と、
こういう保育はしていない。
森に入ってまで
大人が先頭に立って行うプログラムに
違和感を感じるからだ。

私が「歩きづらいの」
と言えば
子どもの頭がクルクル動く。

“そうか、それでは邪魔なこの木を切ってあげよう”

子どもはこう思う。
子どもが自発的に始めたと思われる事も
すべて私のシナリオ通り。
結果は同じだが、
自分で考え、自発的な子どもに育つ。


不思議な事に子どもたちは
自分の力に応じて木を選んでいた。
直径5センチ程の小さな木。
そして森の道は広くなった。

                      
                          


最後に
森人倶楽部のかずぼう(元きこり)が
大きい木を切る。
直径30センチ程。
子どもも大人も木から離れた。

木にお酒をかける。
手を合わせる。
静かな時。
命を尊ぶ瞬間。
木とかずぼうが
森に溶けているように見えた。

それを子どもたちもみつめていた。

                       


私は太い木が
倒される時の音を
何度も聞いた事がある。
その音はものすごい。
私にはそれがいつも
木の悲鳴に聞こえた。

私はいつかこれを
子どもたちと共有したい、
そう思っていた。
この悲鳴は
覚えておいてくれないてもいい。
しかし体のどこかに小さく刻んで
それで大きくなっていってほしい。

                                      

2本の大きい木の伐採が終わった。

                        

ピッコロ卒園生のHちゃん(1年生)が
私に聞いてきた。


「もう1本切るの?」


3本目を切るところも見たいのかな、
と私は思った。

                          
私「ううん、ごめんね。今日はもう切らないよ」

                          
するとHちゃんがつぶやいた。

                     


「あー、よかった」

                            


ホッとした彼女の顔を見て、
私は涙が出そうになった。


感じていた…。


木の悲鳴を。
いや、もっと大きなものかもしれない。
命を、心を。


いいぞ、ピッコロ卒園生。

             
             


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