« 6.11脱原発100万アクション | トップページ | アラスカ チャリティースライドショー »

2011年6月20日 (月)

着せかえ

昼食後、
3人の年長組女子が
ピッコロハウス(園舎)に入って
叫んでいた。

「見ないでーーー★」

どうやら中で
何かしているらしい。

そーーっと
のぞいてみると
着替えをしているようだった。
                  

しばらくして出てきた女子、
普通に洋服を着ているが
何だかいつもと感じが違う。

あやかちゃんが言った。

「みずきでーす!」

そうか。
3人で洋服を交換していたのだ。

服のイメージというのは
おもしろい。
洋服が変わっただけで
違う人に見えてきた。

しかも芸も細かい。
水筒も長靴も交換しているのだ。

3人は手をつなぎ、
ルンルンして
園庭の真ん中へ走っていった。

その後ろ姿がうかれている。

キャーキャー、
ルンルン、
フワフワ、

ほかのみんなに
交換した自分たちを見せていた。

箸が転げてもおかしい季節。

そんな彼女たちをみていたら、
フト、疑問がわいてきた。

「パンツは?」

そう、
パンツまで
交換しているのだろうか。

園庭まで聞きに行く。

私「ねーねー。
  もしかしてパンツも交換した?」
女子「しないよ」

あーー、
いくら何でも
パンツまではねー。
           

と同時に
よっしゃ!
と思う。

単にハチャメチャをしている訳ではない。
ワキマエテいる。

よしよし、
と満足しながら

では?


じゃ、靴下は?

長靴で隠れて見えなかった
靴下のことが気になった。

再び園庭へ。

私「ねーねー、
  もしかして靴下は交換したの?」
女子「した」
               

え、、、
        
ちょっとひいた。
            

1日履いた長靴の靴下は
大変カグワシイ、、、のだ。
                 
うわーーーー(臭


で、すると

どうして靴下は交換して
パンツは交換しないのか?

(と思うでしょ)


また女子に向かう。

私「どうして靴下はかえたのに、
  パンツは交換しなかったの」

女子「だってーーーーー♡!▲
   はずかしいからーー★!△♡」
                

、、、、そこか。

(わきまえている訳でもなかった(笑))


するとAちゃんが言った。

Aちゃん「じゃ、私はあやかちゃんの
     お母さんと帰るということで!」

                   

えーーーーーー!

そのまま服の家に帰っちゃうのーーーーーー!
                  

私は彼女たちが
素敵すぎて
どうしようもなかった。
                  


フワフワな彼女たち。
そのままでも
充分キラキラしていて
この世の幸せを
すべて集めたような
ものすごいいい顔をしている。

その上に
もし!その服の家に帰って
翌日何もなかったように
よそ様の家から
登園してきたら、、、!!!
            

もしかして
この世を征服できそうな、、、
そんな錯覚でもおこしそうな、、、
ものすごく
素敵なことのように
私には思えた。
             
            

結局その日は
自分の家に帰ったが
服は
そのまま友達のものを
着て帰った。

いいでしょー、
この子たち。

                   

もし私が通常の幼稚園に
勤務していたら、
こんなに素敵な場面でも
帰宅するときは
自分の服に着替えさせていたと思う。
そんな自由はなかったからだ。

友の服に
着替えた自分を
母に見せて
そのフワフワ感を
共有したい。
子どものその気持ちは
痛い程わかる。
しかし世間は
そんな訳にいかない。


だが、ピッコロでは
それが可能なような気がしている。
このことが
子どもの育ちに
どんなに大事なことなのか、
ピッコロ母は
理解しているような気がするからだ。

信頼とは
こんなにも有難い。


そしてフワフワ女子たちが

「洋服を交換してもいい?」


私に聞いてこなかったことが
更にとてもいい。

いちいち確認しないと
行動できない、
ということとは違うのだ。

自分の判断で
生活している。

彼女たちは
何がだめで
何がだめでないのか
よくわかっていた。

先日も
年少組が
大きな石を投げた時、
彼女たちは怒りまくった。


「足に当たったら救急車だよ!」
「投げた手が悪い!」
「悪い手は森の神様に返します!」
「森の神様に謝ってきて!」

あまりの怖さに
年少組も
「もうやらない」
と泣きじゃくった(笑)。
          

        
こうして
守られた自由の中で
子どもたちは自分を開き、
みごとに変わってゆく。

本来の子ども、
本来の自分、
を出すようになる。

その変化は
目を見張るものがある。
こちらが
びっくりしてしまう程だ。
           

3年間、
ピッコロに通った彼女たちは
個性が輝き、
生き生きしていた。


どうかこの女子たちの
キラキラ感が
永遠に続きますように。
          


大人

が、

がんばろう。


|

« 6.11脱原発100万アクション | トップページ | アラスカ チャリティースライドショー »

森のようちえんピッコロ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/514565/40477449

この記事へのトラックバック一覧です: 着せかえ:

« 6.11脱原発100万アクション | トップページ | アラスカ チャリティースライドショー »