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2011年11月17日 (木)

森で結婚式。

森で焼きそば屋ごっこが始まった。
店主はあいちゃん(年中)。
お水を出すのはまどちゃん(年中)。

あいちゃん「ご注文は」。
朴葉のメニューが出てきた。

私「私の焼きそば1つとお持ち帰りの焼きそばも1つ下さい」
あいちゃん「はい、わかりました」
私「それから、プリンも」
あいちゃん「あーー、すみません!プリンは売り切れです」

本当に申し訳なさそうに言う(笑)。

あいちゃん「ドーナツはありますよ」
私「じゃ、ドーナツで」
(あいちゃんは最初からドーナツを売りたかった(笑))

あいちゃんが焼きそばを作りに
向こうへ行ったと思ったら、
私の右側から声がした。

「結婚式ですよーーー!」

見ると大ちゃん(年少)とはなさん(年少)が
にっこりして、
2人並んでいた。
しかもはなさんが大ちゃんの腕に手を回している。

(えーー)
              

いつの間にか
ウェディングドレス(ワンピース)にも着替えていた。
髪も結っている。
ゴムはさやと君(年少)が私の誕生日にくれたブレスレット。
それがかわいいことをみんなが知っていた。
そのゴムに大きな朴葉が刺さっていて
それがものすごく似合う。

その2人が右側から
ゆっくりと歩いてきた。

どこかからウエディングソングも聞こえてきた。
介添えのAちゃんだ。
はなさんの後ろからワンピースのすそを持ち
音楽も担当していた(笑)。


新郎新婦の顔と言ったらすごかった。
笑ってもいないし、
恥ずかしがってもいない。
静粛な顔、
完全になりきっていた。

で、2人が右側から私の方へ
しずしずと進む。
すると私の前でピタリと止まった。
2人が同時にくるりと私の正面に並んだ。

(わっ、、、、私、、、、
 神父なのか、、、。)


私「大ちゃんは永遠にはなさんを愛しますか」

わざと難しい言葉を使ってみた。
(アイスルって?)

すると大ちゃんは「はい」
と言った!


え?!?
わかるの?!?
「愛する」よ?!?!

                      


驚いたが、はなさんにも聞いてみた。

私「はなさんは永遠に大ちゃんを愛しますか」

はなさん「はい」。

その「はい」がとてもかわいい。
首をかしげ、遠慮がちな「はい」だった。

あらーーー(笑)。

                 

                     

次、
「では指輪を交換します」
と言ってみた。

この森で指輪の交換なんてできないかな、
とも思っていたら、
さすがAちゃん。

はなちゃんの介添から、
サッと前に出て
2人に指輪をはめた!

細長い葉っぱを丸め、芯を葉にさした。
確かに指輪だ。
2人にしてあげた、
両者、マンザラでもない。


この新郎新婦、
ものすごくかわいらしかった。
もうこれ以上成長しないで、
と思った。

                       

すると
そこに来たのだ。

「はい!!
 焼きそばできましたーー!!!」

あいちゃんだった。


(えーーーー、このタイミングでーーー?!?!)
(誓っていたのにーーー?!?!(笑))


あいちゃん「このお箸で食べて下さいね!」
小枝のかわいいお箸もついていた。
                   

するとカップルの方は

Aさん「では、チュウを」
が始まっていた。


ほっぺにチュ。

(ワッ)

私もちょっとドッキリした。

                      
                       


すると

「はい!
 お持ち帰り用もできました!!!」

威勢がいい。
葉っぱにのせた焼きそばをくれた。


「チュ〜?!?」

「焼きそば〜?!?」

「指輪〜?!?」

「お持ち帰り〜?!?」


あーーー、
メチャクチャだーーーー!!!
この場面————。
全くかみ合ってないーーー(笑)。


面白がっていたら、
ずっと向こうで遊んでいた
あやかちゃん(年長)とここちゃん(年長)が、
やってきた。


「金魚すくいやりませんか、チケットあります」
                         

                         


ドヒャーーーー。
これでもか!!!!

                          


笑いました。
かみ合わなすぎ!!!!!

                        


威勢のいい「焼きそば店」
初々しい「結婚式」
それに「金魚すくい」

                     

スペシャルだった。
このかみ合わない同時進行に
私は森で
ひとりで大きな声で笑ってしまった。


そして笑いながら空が見えた。
葉っぱの向こうに
ところどころ青空も見えた。
その葉っぱたちが
太陽の光で輝いていた。

キーンとした空気が
子どもたちによって
暖められ、
きれいなグリーンにみえた。

                       
                   


ここは幸せだ。
                      

こんなに噛み合ない子どもたちを前にして
私はそう思った。


                                
                    

この子たちは生きている。

生き生きと笑っている。
                                

ここの子どもたちの幸せを思った。

                       
                      


今だから、、、

今までよりも、、、、、

何倍も、、、、

今、この時が有難い。

                       


ヒヤリとした空気が
頬に当たりながら
心は温かく清々しい気が通っていた。


                            

いつのまにか私も幸せだった。


そしてその空は
その何もかもがわかっている、
そう言っているような気がした。
                         

                     

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