教育

2010年8月 3日 (火)

ピンクのうさぎ

久しぶりに大きな本屋さんをのぞいた。
あるある幼児教育、保育関係の書籍が。
右端から食い入るように
背表紙を目で追った。

ずーっと横に移動しながら見ていたら、
4つ目の本棚から
突然雰囲気が違ってきた。

あれ。

どう違ってきたのかと言うと
色が全然違うのだ。
1歩さがって見てみると
3つ目の本棚までは
完璧にピンクと赤と黄色に囲まれている。
目がくらくらしてきた。
それに比べ4つ目の本棚からは
いたってシンプルな配色だった。

本の見出しを確認してみると
4つ目からは小学生を扱っている本が並んでいた。

なんと。


あ〜そうか、そうか。
乳幼児って
特に女子は
ピンクが大好きだからねー。
ピンクの魔力ともいうし…。

と、一瞬思ったけれど

違う、違う。

これを読むのは子どもではない。
幼児教育者、保育者、
レッキとした大人だ。
                  

先日小学館の保育雑誌の編集長さんが
ピッコロにいらして下さった時にも
その話がでた。

「どうして幼児教育はピンクのうさぎなのですか」
と。
(意味わかりますか)
                   

だいたい幼稚園教諭は
若くてかわいくて
「私、子どもが好きだから」と、
そんな雰囲気だ。

若くてもかわいくてもいいけれど、
政治、経済、世界のことも知り、
自立した大人でないと。

だから私は27歳で家を出た(遅いっ!)
自立した子に育てようとしているのに、
自分が自立してなくては
だめだと思ったからだ。
とりあえずそこから始めてみた。

                    
「子どもが好きだから」だけでは
全くやっていけない仕事だ。
大人としての価値観を問われ、
人間性をさらけ出され、
しかも瞬時に判断を求められる。
取りつくろったって
カッコつけたって、
子どもは本質を見抜く。
恐ろしくて落ち込むけど、
だからこそおもしろい、
(で、ちょっとしんどい(笑))

自分も含めて
もっともっと磨いていかないとね。
がんばるどー!

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2010年5月17日 (月)

幼保一体化学習会

「幼保一体化学習会」が甲府で開かれ
参加させて頂きました。
むか〜しから言われている
幼(稚園)保(育園)一元化が今ここに来て
急ピッチですすむ模様です。

それはなぜなのか、
で、私たち保育者は何をしなくてはならないのか、
それはびっくりするようなお話でした。

要はこの国は乳幼児の保育、教育について
どの程度想う力があるのか、
ということで、
そして今後、一体化になったら、
その采配は各自治体、
つまり(ここは)「北杜市」にあるということで、
今後は北杜市の政策に
子どもたちの保育、教育がかかっているということなのです。

まぁよくわからない説明ですみませんが、
(長くなりそうなので)
政治をよくチェックして
自分たちの大事な子供たちは
自分たちで守らなくてはね、ということです。
ちょっと落ち着いて考えてみます!

取り急ぎ。

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2010年4月18日 (日)

授業参観

卒園児の授業参観があった。
私にとってこの行事はとっても重要なのだ。
次の担任の先生に
「大事に想い、一緒に過ごした子供たちを
 どうかよろしくお願いします」
と心の中で祈るように託してくる。
そしてここで私の気持ちの区切りがつく、
そんな行事なのだ。

卒園児は先生の話しを聞き、
一生懸命に勉強していた。
少し安心した。
と同時に、んん?と思う事がいくつかあった。

とても細かいことだけれど、
後ろからみていると
本当によく見えるのだ。
自分自身を反省しながら
教育ってなんなのだろうと感じた。

先生が「さぁ教科書を出して下さい」という。
子供たちが机の中から教科書を取り出す。
取り出したら開く、
すると開いた子の教科書を端から先生が閉じていく
「まだ開かないでね」

えっ。

まだ覚えている。
私が年長児の時、作品展用に
クラスのみんなで大きな段ボールの象を作ったのだ。
子供たちで筆で灰色の絵の具を塗っていた。
すると担任の愛子先生が
「少し絵の具が足りないかも」
とつぶやいた。
子供ながら「あぁ先生が困っている」と思ったのか、
私はたくさん塗ってある場所から灰色の絵の具を筆でとって
まだ塗っていない場所へと塗り始めた。
絵の具を節約し始めたというわけだ。
塗ってあるところから絵の具をとっていたとき
愛子先生が言った。

「久美子ちゃん、そこにはもう塗らなくてもいいのよ」

 えっ、取ってるのに…。
 …傷ついた。

「私は今、ここにたくさん塗ってあるので、そこから取ってます!」
とは言えなかった。
そんな子だった。

他愛のないことだ。
しかし、それを今現在まで覚えている。
それほど人の気持ちというものは
傷つきやすく
壊れやすく
そして大事だということだ。

“大事なものは目に見えない”と言う星の王子様
(正確にはきつねだが)

気持ちが大事。
これから教科書を開いて
よし!勉強したる!
と思うその想いが何より大事、と思う。

教科書を目の前で
パタパタと閉じられた子たちが
「まだだって〜!ケラケラ〜」
と心の中で笑って流せていることを願いたい。

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